05.9.10

スズメは、少しでも飛べるようになると巣から出てしまう。（1週間〜10日程度）
その後は、草むらなどの中に隠れて、親が餌を持ってきてくれるのをジッと待っている。（1週間〜10日程度）
まあ、この時期に8割は死んでしまうと言われるけれど、都会化の影響によって交通事故や
それから、「誘拐」と呼ばれているんだけど、人間が誤解して連れ去ってしまうことも多いらしい。

親について飛んで回れるようになると、親子で餌場などに現れるけど、それもせいぜい１０日程度。
うちのベランダにも、親子が来てたよ。葉っぱの切れっ端なんかを与えていた。

十分成長すると、親のテリトリーから追い出されてしまうんだな。
スズメは、年に2回、場合によっては3回、卵を生む。
うちのダンナの説では、スズメは1度には2〜3個しか卵を生まないらしい。
だから、さっさと親離れしてくれないと、次ぎの子育てにかかれないってわけかな。

親から離れた後、上手くいけば、その年に生まれた若い子たちの群れに入る。
これが、スズメの学校だ。

群れの中で、社会性や生きる知恵なんかを教わるんだろうな。
そして、だいたい１年で成鳥となる。ま、次ぎの春に子どもを作れればいいんだもんね。

キン　コーン　カーン　コーン
「はい、皆さん、授業を始めますよ〜　教室は、磯写真製版の屋根で〜す」

な、なんだ、コイツは！　この左側のヤツ。 顎ひげがあるよ。スズメとは思えないほどドスが効いてる！ せ、せんせい？！　それとも　番長？

みんな若いね〜　うちのベランダに来る夫婦者たちと違って、あどけない顔。
スブタはいるのかな〜？

それぞれ個性的だ。

ここで屋根の上に集まったのは、10匹程度だけど、この辺りのスズメの群れは、全員集まると
100匹位になることもあって、草むらから一斉に飛び立って、空イッパイになることもある。

また、2〜3匹づつ、集まって遊んでいることもあって、そういう時には、
ピョンピョン飛び跳ねたりして、いかにも子どもらしい。

スズメだけでなく、カラスもそうだけど、鳥達は夕方になると集まってきて大きな集団を作る傾向があるようだ。
たぶん、日没前に一旦集まってから、今夜の野営地へ行くんじゃないかと思う。