プリン島図書館トップへ戻る プリン島へ戻る

27日目 05.7.9

夕べも寝かせるところで問題発生。
日が暮れてきて、さあ、カゴに入れようと見てみると、やはり天井近くのポトス。
一旦は捕まえて、カゴに入れたんだけど、脱出しようと暴れてしまって寝ない。

ここまで来て怪我でもされたら‥‥
ダンナが帰宅してから寝るまでせいぜい2時間か。
多少暗いのもムードがあっていいかも(笑)などと考えて、
カゴから出してやった。例のポトスの枝に一直線。
どうしても、あそこで眠りたいらしい。

ダンナに相談すると、「多少明るくたって、本人の好きな場所の方がいいんじゃない?」って。
まあ、確かに都会に住んでるスズメだっているだろうしなあ。

というわけで、キッチンだけの照明で、ロウソクつけて、静かに夕飯を食べてたんだけど
「あ、そういえば、ロンドンのテロってどうなった?」「テレビつけてみようか」
と音を下げてそう〜っとテレビをつけてみた。
それほど明るくはならなかったので、大丈夫かな?と思ったんだけど、
結局目が醒めてしまって、寝ぼけているのか、変な方向へ滅茶苦茶飛び回り、
そのうち、いつもの神棚に落ち着いて、昼間のような感じでウトウトしていた。

早めにテレビを消し、目的の場所に戻れるかな?と見守ってたんだけど、
暗くて上手くいかない。やっぱり鳥目だ。そこで、リビングの照明にタオルをかけて点灯し
少し明るくしてやると、無事、目的の枝に戻り、今度こそ落ち着いて眠りについた。

なんか、私たちの居間をスズメに占領されたって感じ。
まあ、困ったときに、うちに戻って来られるという保証があるなら、明日にでも
窓を開け放してしまいたんだけど、うちのこと、外から見たことないからなあ。
出ていったら、嬉しくて飛び回って、戻って来れなくなっちゃうだろうなあ。
雨が降ると、森の中でジッと待っていなくちゃならないだろうから、
そうなる前に、餌場や水場、寝場所などを見つけなくちゃならない。
まだ生まれて一ヶ月。見た目よりずっと子供なんだろう。梅雨が開けるまで置いてやろう。

人間って、夜なのに明るくしてて、きっと野生の生き物たちにとっては迷惑な存在なんだろうなあ。
それにしても、今回のことで、鳥を嫌っている人が多いことに気付いた。
虫が嫌いっていう人がいるのは、私でも一応想像してたんだけど、
スズメみたいな小鳥が嫌だ、って言われるのは、あまり考えていなくて、
家にスズメがいる、って言えば「見せて〜」って言われるかと思ってた。
嫌いなものはしょうがないさ。好きになれなんて言うつもりもないけど‥‥

そういえば昔、有機栽培だ、自然食品だ、って自然崇拝の権化みたいな人が、
青虫を見て「ギャ〜」って悲鳴をあげた時には、頭をかしげちゃったな(笑)
人間って自分勝手な生き物だよね〜

今日は、なるべく窓の側にいるように、メインとなる餌の置き場所を変えた。

 

私たちは新聞とか雑誌や本、ティッシュなど、いつも紙をよく使うんだね。
親だと思ってる私たちが使う"紙"に、スブタも、興味津々。

<本日の食事>
雑穀 ミルワーム アブラムシ アリ ハコベ

28日目へ


戻る


プリン島案内板へ

シルクスクリーンの製版・印刷は磯写真製版へ