外は広いのかなあ

天気予報では、ここ一週間雨は大丈夫そうだ。梅雨明けも時間の問題だ。
明日の朝、窓を開けてやろう。帰って来れなくても、ちゃんと生きていけるだろう。
カラスや犬など他の動物は、臆病なスブタのことだから、あえて近付くことはないだろうし
飛んで逃げることもできそうだけど、唯一の心配は、むしろ人間だ。

私たちに対するみたいに、他の人の手や頭に止まったりしたらなあ‥‥
今朝もお父さんの手の中で、気持ち良さそうに抱かれていた。

　アブラムシだいすき

　これも美味しいかも

まだミルワームが沢山残っているので、最近は、カップごと開放している。
だけど、ミルワームを食べる、っていうこと以上に、ほじくり出したり、
それを他の場所へ運んだり、ということが楽しいようだ。

これも、他のより小さい子を育てたり、親になったりする時の練習なのかもなあ。

　ちょっとくたびれた

＜本日の食事＞
雑穀　ミルワーム　アブラムシ　蜘蛛　ハコベ　サンドイッチ（ハム）　イチジク

35日目　放野　05.7.17

早朝、今日もベランダにはスズメが来ているのを確認。
いつもより早めに朝食。相変わらず、お父さんのサンドイッチをつついたりして家族と一通り遊ぶ。

よし！ということで、網戸を開ける。
突然、雰囲気が変わって驚いたのか、部屋の中を飛び回ってしまった。
落ち着いてからも、部屋の奥の方で固まっている。
こりゃ、まずは網戸を開けた状態に慣れるのが先決だな。
長くかかるかもしれない‥‥と、不安が胸をよぎる。

しかし、そのうち、外のスズメたちと鳴き交わし始めた。
そして、甘えるように羽を震わせながら、住み慣れた場所に止まって歩く。
家族に挨拶して回るかのように、私たちのところへも来る。

いつもの、稲藁の上に止まったので、これは、行くかな？と見ていると
外とピッピッピと声を交したかと思うと、ス〜ッと飛び出し、ベランダの天井付近を
戸惑うように回ったかと思うと、右手の方へ飛んで行った。
後からすぐ一羽が追い掛けていく。あぁ、アイツと相談してたんだな、とホッとした。

続けて何羽かのスズメたちが飛び過ぎて、森の枝に止まる。
慌てて双眼鏡を出してきて見てみるが、スブタはみつからない。
お父さんは、しばらくベランダで双眼鏡を覗いていたけど、分らなかったみたいだ。

というわけで、写真は撮れませんでした。
まずはベランダに行くかな？と思っていたのですが。
最後の写真は居眠りの顔になってしまいましたが、ま、それもそれ。
なかなか、思うようには写真を撮らせてはくれませんね。
そう、カメラで追い回すのもかわいそうですし。

飛び去ったあとの森を眺めて、「あぁ、飛んでいった。良かった」と胸が熱くなるばかりです。

きっと、他のスズメたちにいろいろと教えてもらって、生きていけると思います。
あんなに小さかったのに、すぐに死んでしまうのでは、と思ったのに、
森に帰っていくことができました。

しばらくは、蚊取線香の缶の餌箱をベランダに置いておきます。
困ったときには、連れ立って食べに来てネ。

＜本日の食事＞
雑穀　サンドイッチ（ハム）