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| ホームページについて考える2003 その5 |
| 現在、プリン島サーチのトップページにアクセスアップ一言メモみたいな連載をしていますが、みなさんは、ホームページの閲覧や運営を楽しんでいますか？久々にホームページのよもやま話でもいかがでしょう？ |
| Googleロボットは、ページのリンクを辿ってデータを集め、それをキャッシュとしてサーバに蓄積して、検索結果を表示しています。これは公表４週間ごとを目安に再度更新データを集めにきています。
ですから、最低限月に１回は更新しないと、表示順位はずっと下の方になってしまう恐れがあります。クロールが来たときに、なるべくホットなデータを集めてもらうためには、もう少し頻繁に、そう１週間に１度くらいは、Googleロボットが新しくなったと思うようなデータに更新しなければならないのです。 Googleロボットが集めているのは何か、というとHTMLの中にある表示できる言葉とそのリンク関係です。試しに、Googleのキャッシュデータというのにアクセスして見てみるとよく分かります。 Googleで検索すると、検索されてきたページのURLの他に「キャッシュ」というリンクがあります。これは、Googleのサーバに蓄積されているページで、実際には今はもうない、というページを表示させることもできます。サーバがダウンしてアクセスできない時も、このキャッシュページは表示することができます。 ところが、画像ファイルは収集されていないため、サーバがダウンしている、またはその画像が既にウェブサーバにない、という場合は画像は表示されません。画像が表示されるべき所には「×」がついているだけです。GoogleはHTMLデータしか、集めていないのです。 ですから、HTMLが変わらなければ、更新されたとみなされません。逆に言えば、がんばって、新しいボタンや新しい画像に変えなくても、テキスト入力された言葉が少しでも変われば、それで更新されたことになるのです。 そして、このテキスト入力された言葉が、検索語と一致したとき、ページランクに従って、検索結果として表示されるわけです。 ですから、画像だけでテキスト（HTMLに書かれている言葉）がないページは非常に不利です。Googleロボットが見ているのはHTMLソースなんですが、そこに日本語がなければ、検索されることはあり得ません。 画像の多いページ、フラッシュサイトなどは、代替えテキスト（altテキスト）などで補強する必要があります。それでも、経験的には、普通に本文に書込まれた文章の方が検索にかかりやすいような気がしています。 |
| ロボット検索で上位表示されるにはどうしたら良いか、という話をしていますが、そのページにおける検索語の比率、というのも考えなければなりません。
閲覧者は、できれば余計な情報は少ないページの方がいいな、と思っています。ですからロボット検索は、検索語とそれに関係する文章以外の、無駄なデータができるだけ少ないページを見つけて来れるシステムを目標にしています。 となると、やはり、デザインに凝りすぎたページは不利になります。JavaスクリプトがHTMLソースのほとんどを占めるようなページを時々みかけますが、これは、あまりにもったいない話です。 セキュリティや表示速度、表示の可、不可という個々の問題は置いておくとしてもロボット検索上は「目的の情報の割合が少ないページ」とみなされてしまうからです。 そこで、スクリプトは外部ファイル（.js）に書き出して、HTMLで読込むという裏ワザを提案しましょう。私自信はあまりスクリプトは得意ではないのですが、それほど複雑なJavaスクリプトをつけた人なら、外部ファイルにする方法も、すぐに見つけられるはずです。 私の場合は、Adobe Goliveというソフトを使っているのですが、このソフトでは、スクリプトファイルをHTMLに書込むか、外部ファイルにするかを選択することができます。表示に関しては、読込む時間は同じなので、特に表示が早くなる、ということはありませんが、同じようなスクリプトを使うページが複数ある場合には、スクリプトファイルが１枚あれば共有して使えること、HTML自体は軽くて済むといった利点があります。 実際、同じようなページであれば、軽いページの方が上位表示されるチャンスは高そうです。最近、携帯サイトを作ったのですが、それが、大したリンクもつけていないのに、あっ、と上位表示されたのには驚きました。軽いから、としか考えようがありません。 絵や音楽、ネットショップなどでは、画像ファイルや音楽ファイルなど、どうしても重くなりがちです。そのうえ、さらに、必須とは言えないようなスクリプトで重くなったり、表示できないブラウザがあって、検索にもかかりにくい、というデメリットがあるのに、なぜ、こうもJavaスクリプトだらけなのか… それは、現在ホームページ作成ソフトでHTMLを作る人が多いからだと思います。私も使っているAdobe Golive やホームページビルダー、DreamWeaverなどのホームページ作成ソフトだと、簡単にダイナミックでカッコイイページ編集ができます。ソフトは、それを売りにしている分けですし、作る側としては、面白いですよね。ホームページ作成を仕事にしている場合、顧客へのアピールにもなります。 でも、ネットショップや商用ページを作る場合、作る側の楽しさではなく、売上げを上げることを第一に考えてもらいたいと思うのです。閲覧者がアクセスしやすく確実に表示できて、不愉快に思わないページ。それはGoogleロボットに好かれるぺージと同じ方向にあると思うのです。 |