添付ファイルの送り方というのは、このメルマガ創刊以来のメインテーマなので最初から読んでくださっている方には復習になってしまいますが、慣れない人には、やはり難しい作業かもしれませんので、もう一度、おさらいをします。 メールに添付して画像ファイルを送る場合は、次の点に注意する必要があります。 送ろうとしているファイルを開くことができるアプリケーションを相手が持っているかどうか？ 同じアプリケーションがあるとして、そのバージョンは何か？場合によっては、下のバージョンで保存しなおす必要があります。 圧縮方法はどうすべきか？自分の圧縮ソフト（バージョン）を解凍できる解凍ソフトを相手は持っているか？ 1.と2.はＭＯなどで送るときも同じですが、圧縮することが多い添付ファイルでは、３は重要なポイントですので、相手と打ち合わせをしなければならないかもしれません。 これらを満たした上で、Ｍａｃの人はＷｉｎでも開くことができるように、ファイル名に拡張子をつけ、できるだけファイル名も日本語ではなくローマ字８字程度にしておくのが、無難です。 これは、メールは何ケ所かのインターネットサーバを通って、相手に届くのですが、途中のサーバはＷｉｎやＵｎｉｘなので、日本語は文字化けすることもありますし、拡張子がないと、何のファイルかわからなくて、壊れてしまうこともあるからです。 後はメールソフトの問題になります。メールソフトというのはOutlookやポストペットなどですが、もし、エンコード方式の設定をするところがあれば、そこで、Ｍａｃ用（BinHex）かＷｉｎ用（MIME/Base64）か、選択します。 Outlookでは汎用形式（AppleDouble）というのがありますので、それにしておきます。 圧縮形式もOutlookで選択できるようになっていますが、勝手に圧縮されてＷｉｎで開かなかったということもあったので、画像ファイルの場合は、できれば、自分でわかっている形式で圧縮したファイルを用意し、メールソフトでは圧縮しない設定にしておいた方がいいかもしれません。 原稿用ではなく、見本や校正などなら、ＪＰＥＧ形式やＧＩＦ形式で送ると軽くて確実に送ることができます。かなり大きくても負担にならない重さですしグラフィックソフトがない人でもブラウザ（インターネットエキスプローラやネットスケープナビゲーターなど）で開くことができます。 この場合は圧縮しません。メールソフトの方も圧縮しないオプションにしておきます。 これは、ホームページを作っている人でも、意外と知らない人もいるのですがホームページ上のGIFやJPEGファイルというのは、そのままブラウザで開くことができます。拡大画像をわざわざHTMLに配置して開くようにしている人もいますが、特別コメントを書きたい場合以外は必要ありません。 **本日のポイント** 　１.必要なアプリケーションソフトを相手が持っているかどうか？ 　２.バージョンにも注意を！ 　３.解凍ソフトを相手は持っているか？ 　４.拡張子はつけたか？ 　５.エンコード方式に間違いはないか？ 　６.見本や校正はＪＰＥＧ形式やＧＩＦ形式で十分

参考書の紹介 Photoshop技術大全―Photoshopを極限まで使い込む! エムディエヌコーポレーション(2005/03) Photoshopの使い方は、まさに十人十色。「技術大全」では、10人のプロ達の彼ら独自の使いこなしテクニックを伝授致します。大胆かつ華やかなコラージュ、しっとりとした日本画のような写真、強烈なインパクトを放つイラストレーション、被写体の魅力をギリギリまで引き出すテクニックなどなど、プロだからこそ編み出せた本物の技をご堪能ください！ 目次 第1部 数々の名技をプロの作品から学ぶ！Photoshop解体工房 第1章　栗田洋介 第2章　yodaka 第3章　有田満弘 第4章　菊池良太 第5章　永戸鉄也 第6章　吉田裕司 第7章　AZ Pt 第8章　クボテルミ 第9章　高山俊明 第10章　福島弾 第2部 機能からではなく、やりたいことから攻める！これぞPhotoshopの正攻法 第3部 仕事の現場で本当に役立つ「写真加工」の全知識

【補足05.10.7】 パソコンやネットの利用環境は、人それぞれ違います。それが理解されていれば、相手に訊ねたり確認したり、というのが可能ですが、普段、比較的決まった相手と決まったやりとりをしているだけですと、ちょっと相手が変わるとトラブルになったりします。これは、パソコンなどの機能が便利になればなるほど、難しい問題になってきます。 最近多いトラブルで、なぜか（？）Illustrator10の人から理解しにくいファイルが届くことがよくあります。拡張子は「.ai」のファイルなので、Illustratorで開こうとすると、「このPDFファイルは壊れています」といわれます。ソースを見てみると、確かにIllustrator10をPDFで保存したファイルですが、壊れているので、当然、Acrobat Reader でも開けません。 Illustrator10はWinユーザーが多いので、こちらも、どういう状態か想像がしにくいのですが、次のような手順で保存しなおしてみてください、とお願いすると、ちゃんと開くファイルが届くので、どこかでエラーが生じているのかもしれません。 Illustrator10をお使いで、MacOSの古いバージョンへファイルを送る時は、次の手順を試してみてください。 ファイルを開いて、文字のアウトラインを取ったり、パスを整理して単純にしておきます。 別名で保存＞ファイル形式をプルダウンで選択します。イラストレーター形式、イラストレーターEPS、PDF（Acrobat）形式の３つから選択できるので、イラストレーター形式を選択します。 イラストレーターのバージョンを選ぶ画面が出ますので、イラストレーター８等を選びます。 これで「AI8」というファイルができますから、これを.zip に圧縮します。PDF形式にするときは、改めてIllustratorで開き、別名で保存からPDF形式を選択します。

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