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| プリンタやスキャナなどの周辺機器を買うと、いろいろなソフトウェアが一緒についてきます。フォトショップなどがあると、ほとんど不必要なものばかり。カードが作れます、とか大きい画像を繋げますとか、フォトショップ一つあれば無用の長物ですが、たんねんに見ていくと、多少の使い道があるものもあります。
説明書の通りに使おうとすると、まず、不必要なソフトなんですが、けっこう便利な機能がついているものもあって、その部分だけ使うのです。 けっこう重宝しているのがカレンダー制作ソフト。これもビギナー向けなので解像度の設定などはできないし、あらかじめ作っておいた画像をはめ込むだけなので、どうしようもなかったのですが、カレンダーの文字列を作る機能だけは便利です。カレンダーの文字は曜日ごとに中心揃えをしなくてはならないので意外と面倒なのですが、これだと１発。そこで、文字列だけ作ったら、大きめに表示してスクリーンショット（プリントスクリーン）を作ります。それをフォトショップなどで開いて、レイアウトしなおします。プリン島で配付している壁紙カレンダーはこの方法で作っています。 私は住所録ソフトもおまけのもので済ませています。これは存在に気付くのが遅かったため、郵便番号５桁へのバージョンアップをしそこなってしまったのですが、なあに、別の欄に郵便番号を入力して利用するなどすれば、使えないものではありません。それがメインの人は新しいものを買う必要があるかもしれませんが、展示会のお知らせと年賀状くらいしか使わないのですから、十分です。 おまけで付いてくるフォントもありがたく利用させてもらっていますし、最初はスキャナで取り込んだ文書を読み取ってテキストデータにしてくれるものも助かりました。今まで蓄積されていたワープロ書類をパソコンに移動させることができました。 それと見逃せないのが雑誌のおまけCD-ROM。これは必ず解凍圧縮、ブラウザ類が入っていますから、雑誌を買ったついでにバージョンアップをしておくと便利です。他のソフトはともあれ、インターネット関係は新しい方がいいです。こういうものも、インターネットでダウンロードするとかなりの時間がかかります。 こういったCD-ROMにはオンラインソフトも入っていますね。グラフィックをやっていると、実際の仕事に使うソフト以外のものは、なるべく安く、なるべく軽く済ませたいもの。事務やメモの類いはオンラインソフトでも軽くて便利なものがたくさんあります。探してみる価値はあります。 それでも、思うようなものが見つからないのが、表計算の類いで、特にＭａｃではあまりいいのが見つかりません。私はその手のものは、ハイパーカードで作ってしまいます。スクリプトを書かなければならないので、ちょっと制作に時間はかかりますが、なにしろ自分にとっての必要十分のものを作ることができますし大きなソフトを開いてメモリを使わなくて済むので、がんばって覚えてよかったと思っています。これもネット上を探すと、いろいろなスタックが出回っていて便利なものもありますので、目的に合うものがあれば、利用させてもらうといいと思います。 いずれにしても、ソフトは目的をよく考え、必要なもの=機能を使っていくという考え方が必要です。ソフトの習得が目的ではないんです。 この何回かのシリーズでは、アプリ間の連係というのを考えてきましたが、ひとつのソフトをマスターしてよし！というわけには行かなくなってきていることは確かです。そして、そのために必要なのがファイル形式でしたね。また、スクリーンショットを何度も使ったことも記憶にあることと思います。 この２点を頭に入れておけば、使わなければならないソフトが増えても、なんとかなります。 |
武田 哲也 (著) ボーンデジタル (2004/08) 3DCGビギナーのデザイナーは、どうすれば質感の優れたテクスチャを作れるのでしょうか？その答えを著者が1冊の本にまとめました。 基礎編では、テクスチャの基礎知識やテクスチャを描く上で注意したい事項、質感を分析する際のポイントなどを解説しています。 実践編では、写真などを一切使わずに、1から手描きで描く方法を実例に沿ったステップ・バイ・ステップ形式で解説しています。
DESIGN IDEA BOOK―すべてのクリエイターのためのデザイン・アイデアブック MdN編集部 (編集) エムディエヌコーポレーション (2003/10) 文字処理、写真加工、レイアウトのネタから、パーツづくり、アナログ技まで、あらゆるジャンルのデザインに役立つアイデアが満載。いま必要なアイデア、煮詰まったときのヒント、知らなかったノウハウを紹介する。 |
| 【補足05.11.4】
私も今は、カレンダーの文字列はIllustratorで作成しています。やはり、ちょっとジャギーが気になりまして… 今、便利だな、と思っているのは、プリンタについていたCDレーベルのプリント用ソフトですね。本当は、CD用じゃないのですが、CDだけは位置合わせが便利なので助かっています。 上の記事を書いた頃は、ダイアルアップ接続だったので、雑誌のおまけCDは本当に重宝していました。今は、ネット上で探してしまいます。必要だと思えば、たいてい見つかりますので探してみましょう。ただ、無料のものに限定すると無理なこともあります。オンラインソフトは、フリーのものと1,000円でも2,000円でも有料のものとでは格段の差があるものです。 |
