1	１、版を印刷面から少し浮かせて印刷します

紙の版離れを良くするため、版を印刷面から少し浮かせて印刷します。 浮かせる量は、印刷する人の力具合や、印刷する物やデザインにもよりますが、5mm程度です。これは、実際に試し刷りをして、様子を見て加減してください。 木片や、スチロール片、プラスチックの板など、平らで高さが均一のものなら、なんでも構いませんので、邪魔にならない大きさにカットして、版枠の下部4カ所くらいに、両面テープなどで台か版に固定して版をセットします。左図のように、片側を固定できる場合は、手前２カ所だけで大丈夫です。 薄めの板を重ねて調節すると良いでしょう。 紙などの位置合わせのコマも、印刷するものと同じ程度の厚みの板を使って、横と手前の通常3カ所、図のようにセットします。 紙などの薄く軽いものに印刷する場合、紙自体が版に貼り付いてしまったり、ふわふわ浮いてしまっては、意味がありませんので、下から吸引して台に密着させるような設備（吸引板）がない場合は、仮止め用のスプレー糊で、厚紙などの板に貼っておく必要があります。

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２、インクを返す

インクをスキージで引いて印刷したら、版を少し上げて、スキージを軽く押し返す要領で、インクを元の場所に戻します。 ※版に均一にインクが乗っている状態にしておき、そこをスキージで引くことによって、インクを印刷面に押し出すといった感じです。 インクを返したら、印刷結果を確認して、台からはずし、重ならないようにして乾燥させます。 次に、新しい紙などをセットし、続けてスキージを引いて印刷します。

イラストと印刷のプリン島
更新日07.3.14