皆さん、こんにちは！　年賀状用イラスト「孫悟空と七福神」の"いそきょうこ"です。 無料サービスをご利用いただいた方、ありがとうございます。年賀状の制作が一段落したからって、慌ててメルマガを解除しないで、もう少しおつきあいいただけると嬉しいです。
第一回　孫悟空の巻
さて、これほど毎年七福神のイラストを描いている、ご縁と言ってはなんですが、いったい、七福神ってなんぞやっ！という分けで、少しお話をしようという企画です。 「七福神」とセットにしてしまうことが多いですが、この方々、実は南はインドから中国、日本まで、かなりインターナショナルな面子が揃っておりまして、そのご利益も様々です。これだけ揃えば、もう〜怖いものなんてない！っていうところがまさにセットの強みですな。 七福神の皆さんが、宝船に乗って来た日にゃ、コレ以上ない、というめでたさですから、年賀状のデザインにはぴったりですが、宝船にしてしまいますと毎年使えるということで、皆さん、来年はダウンロードに来てくれない恐れがあるという、こっちの都合もありまして、毎年、干支の動物などを引き連れて来てもらっているわけです。 …という事情と、コラムも第一回ということですので、まずは七福神の水先案内に来てくれた、例のお猿さんの紹介でもしようかと思います。 仮にも七福神の案内をするお猿ですから、誰を任命しようか、多少迷ったのですが、ここはやはり、かつて三蔵法師、玄奘さんのお供で西域を旅したアイツなら、仏教にも造詣が深いし、有名人だし、っていうんでキント雲ごと引っ張ってきたのが、孫悟空です。 私なぞには、孫悟空というと、むしろ超強い宇宙人（サイヤ人）の孫悟空の方が馴染み深いのが正直なところではありますが、彼は七福神とは縁も所縁もない同性同名…天竺へ旅をしたのは、今では希少動物のキンシコウというサルです。
キンシコウは、別名をチベットコバナザルとかゴールデンモンキーと呼ばれていまして、漢字で書くと「金絲猴」です。チベットの高地、寒冷な地に生息しているそうで、その見かけは、えらく派手、明るいオレンジ色を基調に目の周りには水色のアイシャドー、鼻は上を向いていて…なんでも学名はトルコ皇帝の宮廷にいたロシア人の娼婦の名前から来ているのだそうです。 私の描いた孫悟空、けっこう忠実だと思うんですけど…いかが？
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